「山本バリスタJBrC2023準優勝！！！」

FROM STAFF

2023.03.24

「山本バリスタJBrC2023準優勝！！！」

こんにちは。NOZY COFFEE吉田です。

みなさん！！今日は嬉しすぎるご報告です！！

先日、ジャパンブリューワーズカップ(JBrC)の決勝が行われ、
NOZY COFFEEの山本咲良バリスタが2位に入賞しました！！！！！

山本バリスタ、準優勝おめでとうございますっ！！！！！

今回は、山本バリスタにJBrCについてのお話を聞いてみました！
そして、今後山本バリスタのコーヒーがお楽しみいただけるイベントのお知らせもありますよー！！

(練習から本番当日に至るまで山本バリスタのサポーターをしていた大江さんと)

本題に入る前に、ブリューワーズカップについて簡単にご説明します！

「ジャパンブリューワーズカップ(JBrC)」は、ペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレス、エアロプレスなど機械的動力を伴わない手動の器具を競技者が自身で選択し抽出技術を競う競技会です。

必修サービス、オープンサービスという2種類の競技があります。必修サービスでは、指定されたコーヒー豆とグラインダーと水を使い、抽出されたコーヒーの味覚のみが評価されます。（器具は競技者が選択できます。）簡単に言うならば、純粋に美味しいコーヒーを競います。

予選は必修サービスのみで競います。

予選で勝ち上がると、決勝では必修サービスに加えてオープンサービスが加わります。
オープンサービスではコーヒー豆や水、グラインダーも競技者が選択することができます。さらに、プレゼンテーションをしながらお客さんに見立てた審査員にコーヒーをサーブします。
プレゼンテーションでは、「競技者自身が提供するコーヒーを通して伝えたいこと、なぜこのコーヒー・器具・抽出方法にしたのか。この手法を加えることでどのような影響をもたらすのか。提供するコーヒーにはどんな特徴があり、どんな味がするのか…」などを話します。

コーヒーの味覚評価だけでなく、プレゼンテーションの内容、プレゼン内容がコーヒーに表現されているのか、そしてバリスタの振る舞いにおいてまで細かく評価されます。

今回の山本バリスタのテーマは、「質感にフォーカスした抽出」でした。
使用したコーヒーはホンジュラス　プラタナレス農園 COE2022 #9
エアロプレスを使って抽出しました。

吉田「JBrC本当にお疲れ様でした！さくらさん（山本バリスタ）の競技についていろいろ聞いていきたいです！まず、このテーマにした理由や、プラタナレスを選んだ理由を教えてください！」

山本「プラタナレスを飲んだ時に、美味しくて衝撃を受けました。抽出のアプローチや焙煎によってフレーバーや酸味の印象が変化し、違った表情を見せてくれるようで、抽出と向き合っていく中でわくわくさせられたコーヒーでした。

質感については、私が日頃からどんなコーヒーを抽出する時も大切にしている部分です。
プレゼンでも話したのですが、質感の良さが支えとなることで、酸味の印象を柔らかくし、甘さは長く持続させることができると思っています。

プラタナレスの質感の良さを引き出すことで、プラタナレスの持つイエローピーチやアプリコットのような味わいととろりとした質感がさらに増幅するんじゃないかと考えました。それを可能にする器具がエアロプレスだと思ったのと、そして私はエアロプレスが大好きだからです！！！！！」

吉田「本番数日前にスタッフ向けに公開練習をしてくれた際に、大会で実際に行うプレゼンを見せてもらってコーヒーを飲めましたが、感動しました！さくらさんが思っていることと、そしてNOZY COFFEEが大切にしている質感のよさが飲み心地の良さにつながるということも内容に含まれていて、”NOZY COFFEEの山本バリスタ”としての思いを感じられました。それがカップにも表現されていて、重きを置いていた質感に関しては、まるみがあってとろんとなめらかで…」

山本「朝早い時間に店に来て練習して、そこから仕事をして夜も遅くまで練習して…大変なこともありました。また、プレゼンの内容やワークフローの構築についてもたくさん悩みました。使う道具が多いから、競技時間の中で流れを汲んで配置を考えるのが大変で、練習のたびに変更してみたり、本番前の最後の最後まで試行錯誤していました。

本番は緊張したけど、『これまでやってきたことをそのままできれば大丈夫！』という自信もありました。たくさん練習し、コーヒーに向き合ってきたことや、何人もの人のサポートを思い出すと自信が持てました。」