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「THE ROASTERYの楽しみ方 〜入り口の黒板編〜」

こんにちは!NOZY COFFEE吉田です。

今年も残すところわずか一週間あまり。あっという間にクリスマスと年末年始ですね!
THE ROASTERYの入り口の扉にリースが飾られましたよ〜!

みなさんは年末年始はどうお過ごしですか?
私はTHE ROASTERYで仕事ですよ〜!(笑)

THE ROASTERYの年末年始の営業スケジュールは、
・12月31日 10時〜19時の営業
・1月1日  お休み
・1月2日  10時〜19時の営業
・1月3日  10時〜19時の営業
となっています。

ぜひ年末年始にもTHE ROASTERYにお立ち寄りいただき、コーヒーであたたまってくださいね!

さて、今回のブログではTHE ROASTERYに来店していただいた際により楽しんでもらえるためのポイントをご紹介していきます〜!

ロースタリーには、一見すると気づかないけれど知ってみると楽しいポイントがいくつもあるのです。本当は伝えたいポイントがめちゃくちゃたくさんあるのですが特大ボリュームの文章になりそうなので…みなさんに特に知っていただきたいポイントについてご紹介しますよ〜!

ロースタリーに来たことがある方もない方も、店舗で働く私たちがみなさんにぜひ知ってほしいところを写真盛りだくさんでお伝えしていくので、ぜひ読んでいただき来店された際に満喫するためのガイドにしてください!

それではいってみましょう〜!

入口を入ってすぐの壁に、黒板が3つ掛かっています。今回注目していただきたいのは、下にある手書きの黒板2つ!

日付が書いてあって、単語がたくさん並んでいますが、これはいったいなんでしょうか??

THE ROASTERYのエスプレッソドリンクは常時2種類のコーヒーから選んでいただけるのですが、これは2種類それぞれの味わいの印象が書かれた黒板です!

日付が書いてあるということは…そう!毎日書き換えているんですよー!

毎朝、店舗をオープンする前にバリスタがエスプレッソのセットアップをしてレシピを決め、それをスタッフでテイスティングして「このコーヒーはこんな味がするね」とコメントを出し合って決めているのです。フルーツやハーブ、チョコレートやナッツの名称をコメントとして出し、「それを思わせる味わい」という説明の役割を果たします。時にはお花の名前があったり、バニラやシナモンなどのスパイスの名前が出ることもあります。

NOZY COFFEEではエスプレッソのレシピは決められていません。これまでの経験や感覚を頼りに、バリスタたちはそのコーヒーの傾向を掴み、そのときのコーヒー豆の一番良い状態を引き出せるようにセットアップしていきます。

ここで、ある朝のテイスティングの場面を覗いてみましょう。

この日のバリスタは…私!
オリジンは、「ブラジル ビスタ ブリガデイロ農園」と「ペルー ペルラマヨ農園」の2種類でした。

セットアップしながらレシピを決めるにあたって、使用するコーヒーがそもそもどんな特徴を持っているのか知っておくことが大前提です。そして、その中から良いところをどのようにして引き出すのか、どんなエスプレッソにしたいのかを考え、「ここから粉の量を増やすとフレーバーが明確になるのではないか?」「もう少しメッシュを粗くしたら詰まった感じの後味が解消されるのでは…?」のような予測を立てながら抽出していき、抽出しながらその日のレシピを決めていきます。

この日のセットアップでは、「ビスタ ブリガデイロ」は青リンゴのような綺麗な酸の印象を表現できるように意識しました。「ペルラマヨ」では、抽出していてトロピカルフルーツのようなフレーバーを感じたので、明るいフレーバーにフォーカスしたエスプレッソにしました。

レシピが決まったら、その日のバリスタが2種類それぞれのコーヒーでエスプレッソ・アメリカーノ・カフェラテを作り、みんなでテイスティングしていきます!
この日は、鈴木さん、臼田さんと私でテイスティングをしました。

飲みながら、「こんなフレーバーがあるね」「質感はこんな感じだね」とコメントを言っていきます。

鈴木「ペルラマヨのエスプレッソ、桃みたいだね」
吉田「明るい酸味がパッションフルーツみたいな感じがしませんか?」
臼田「甘さととろんとした質感も相まって洋梨っぽいかな〜」

と、出てきたコメントをもとに黒板を書いていきます。

ちなみに、書いていくことを繰り返すうちに、たくさんのフルーツのスペルを覚えることができます(笑)入社した手の頃はいちいちスマホで検索しながら書いていたのが、今ではほとんど調べずに書けるようになりました!ラズベリー”Raspberry”のつづりに”p”が入るなんて、ロースタリーで働いていなかったら今でも知らないままだったでしょう…。

同じオリジンでもその日のそのバリスタのセットアップによって、一つとして同じものができることはありません。それぞれのバリスタがそのコーヒーのどういった部分に着目し、どこを引き出すアプローチをするのか…また、焙煎の違いや焙煎日からの日数の経過など、変動要素が多いです。
エスプレッソは粉の量が0.1g違うと味わいが変わるような繊細なドリンクで、レシピの決めどころが少しでも違うとバランスが崩れてしまいます。個人的にはそれがプレッシャーもありますが、良いポイントを探って見つけておいしいエスプレッソを作ろうと思うとワクワクしてきます。

バリスタによって作るエスプレッソの傾向があるような気がしていて、「この人のエスプレッソはいつも質感が絶対に良い!」「この人のエスプレッソはフレーバーにフォーカスしてることが多いなぁ」なんて心の中で思っています。誰のことかは内緒です。

こうして完成した黒板がこちら!この日のビスタ ブリガデイロのラテ、とっても甘くて美味しかったなあ〜。臼田さんから「トリュフチョコレート!」って言ってもらえて嬉しくってそのコメントを採用しました。自分でもSweetってコメント出しちゃいました。

ここでこれまで私が集めてきた黒板の写真コレクションの一部をお見せします。


「プランデラベガ」、お気に入りでした。白ぶどうみたいなきれいな酸味が好きだったなー。


黒板!!(の前に立つ希少品 ヤクルト1000。もらった時に記念に撮りました。)


去年の夏の写真。「ラホセフィーナ」のラテ、レモンカードというコメントが出ていますが、ラテにしてもフレーバーを強く感じることができました。

 

3年前の写真も出てきました。ヤンダロは自分が初めて競技会に出た際に使ったコーヒーでよく覚えています。トロピカルフルーツとか柑橘系のフレーバーが印象深いです。

 

ロースタリーにいらした際は、ぜひ黒板にも注目してみてくださいね。そして、そこで気になったドリンクをぜひオーダーしてみてくださいね!

ロースタリーについて知ってほしいことはまだまだ収まりきりません…1記事で書き切れないなあ…。
ということで、次回は「THE ROASTERYの楽しみ方 〜ビーンズカウンターって何ができるの?〜」編をお送りします!

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