FROM STAFF
「グアテマラ ロスマ農園」
こんにちは。NOZY COFFEE吉田です。
今回は新しく販売スタートしたコーヒーをご紹介します。
グアテマラ ロスマ農園です!
ロスマはここ数年何度も登場しているコーヒーです。
グアテマラのウエウエテナンゴという地域にあり、モラレスファミリーというご家族が運営しています。
NOZY COFFEEではこれまでモラレスファミリーの運営するいくつかの農園や、オーナーのアレハンドロさんのいとこであるエルウィンさんの農園も扱ってきました。
ロスマ、ロス アグアカトネス、ラス フローレス、
エルウィンさんのほうは、べジャ エリザベス、プラン デ ラ ベガなど…こう書き出してみるとたくさん扱ってきましたね。
実は、モラレスファミリーとの出会いの場所は、なんとTHE ROASTERY!
2017年、アレハンドロさんが自身のコーヒーを売り込みにTHE ROASTERYを訪ねてきてくれました。
その時点ではモラレスファミリーとNOZY COFFEEは取引したことはありませんでしたが、その場にいた菊池さんと佐藤さんはアレハンドロさんとしばらく話をしたそうです。
そこで菊池さんが伝えたことは、
「NOZY COFFEEはダイレクトインポートをしておらず、信頼できる輸入業者を通じてコーヒーを買っているので、もし私たちと取引したいと思ってくれるなら、その輸出業者にアクセスしてみてほしい」
ということでした。
その翌年の2018年、アレハンドロさんはSCAJ(東京で年に一度行われる、アジア最大規模のコーヒーの展示会)のために来日しました。
自身が手がけたたくさんのコーヒーを持って、NOZY COFFEEがお世話になっている輸出業者のイーコムジャパンさんのブースを訪問し、「僕のコーヒーを買ってほしい」と伝えました。
その後、イーコムジャパンのスタッフの方がグアテマラに行って買い付けを行い、関係がスタートしました。
さらに翌年の2019年、イーコムジャパンで行われた生産者プレゼンテーションの場で、アレハンドロさんと菊池さんが偶然再会を果たしました!
アレハンドロさんは「これは運命だ」と笑っていたそうです。
2020年にはふたたびTHE ROASTERYを訪問してくれました!
その時の写真です。
今年も来日されるそうなので、お会いできることをとても楽しみにしています!!
そんなロスマですが、バイヤーの菊池さんが3月に農園を訪問しています。
モラレスファミリーのコーヒーはここ数年いくつも買い付けてきましたが、実は菊池さんが農園を訪れるのは今回が初めてでした。
左からエディさん、アレハンドロさん、エルウィンさん。エディさんはロスマグループがサポートしている近隣のガルデニア農園の生産者の方です。
ロスマ農園はウエウエテナンゴの、サンペドロネクタという場所にあります。
これはウエウエテナンゴの地図。
アレハンドロさんが農園内を案内してくれたそうです。
菊池「ロスマグループはこれまで近隣の農園を牽引してスペシャルティコーヒーの生産を行い、それらの輸出も手掛けてきました。しかし、近年コマーシャルコーヒーの相場が上がってきており、熱心にスペシャルティを生産しなくてもそこそこ高値で売買できてしまうことから、周りの生産者の中にはスペシャルティの生産をやめてしまう人も出てきました。」
菊池「そんな中アレハンドロさんはスペシャルティの生産を続け、周りの生産者にもスペシャルティを生産することを推奨してきました。
彼は、コマーシャルコーヒーの高騰という一時的な状況に流されてはいけないことを理解しており、世界中にロスマのコーヒーを購入してくれる顧客がいるという責任感を持っています。」
品質への理解があり、周辺の生産者をケアしながら一体となってスペシャルティコーヒーの生産を盛り上げようと努力している、そんな熱意を持ったアレハンドロさんです。
そのような背景や思いを知ってアレハンドロさんの思いに賛同し、彼らの手がけるコーヒーをより応援したい、飲んでみたいと思うようになりました。
ため池の水を栽培に利用していたり、農園内でニワトリを飼って鶏糞を肥料にしたり、という取り組みもみられました。
サンペドロネクタやリベルタのエリアでは、屋根の上をパティオとして使っているところが多くあります。
(水洗したあとのコーヒーを屋根の上に広げて乾燥させています。)
一部のコーヒーは、その後室内のパティオにて乾燥させます。
きれいに熟したコーヒーチェリーです。90点を超えるほどのクオリティが見込まれます。
しかし、こんなに良い状態のチェリーですが収穫されずに放置されます…。
以前ニカラグア訪問の記事でも話題に上がりましたが、中米は深刻なピッカー不足に陥っており、せっかく良い状態のチェリーでもベストなタイミングで収穫できないことがあるのです。
こちらはエルウィンさん。
彼の娘さんの名前はエリザベスちゃん。そう、「Bella Erizabeth(ベジャ エリザベス)農園」の由来になったエリザベスちゃんです。
ロスマのミルを管理しているのは、ヒメネスファミリーのパスクアルさん。
彼は自身の農園も持ちながら、ロスマのミルの責任者もしているそう。
菊池さんはパスカルさんの息子であるネリーさんにも農園や施設を案内してもらったそうです。
ネリーさんと話が弾んで楽しかったとのことですが、
菊池「ネリーさんと撮った写真がないんだよね…もしかしたら彼のスマホにしかないかも。」
パスカルさんやネリーさんと会ったのは初めてだったそうですが、またロスマを訪れた際に会えると良いですね◎
さて、ここからは現在THE ROASTERYで販売しているロスマのコーヒーをご紹介していきます!
今回のロスマは、ゲイシャ種です!
以前ご紹介したエクアドル ラノリア、コスタリカ ラリア ピエサンと同じくゲイシャが続きました。
このスパンでゲイシャを何種類も販売するのはNOZYでは珍しいような!
口に含んだ瞬間からフローラルさが全開です!そして、レモンティーのような軽やかな酸味の印象、マンダリンオレンジを思わせるジューシーな甘さがあります。
丸みがあってなめらかな口当たりは冷めても長く続き、とても飲み心地がいいコーヒーです。
私も自宅で飲みたくてロスマの豆を買っちゃいました!
モラレスファミリーの農園は近年のカップオブエクセレンスで何度も入賞しており、今やグアテマラトップクラスの農園です。近年のグアテマラCOEの結果を見ると、ロスマや系列の農園が必ず入賞しています。結果からもわかる通り、ロスマのコーヒーの品質は素晴らしいことがわかります。
そんなロスマで、しかもゲイシャ…飲んでみたくなりませんか??
THE ROASTERYでは、エスプレッソ、アメリカーノ、カフェラテ、そしてハンドブリューで飲んでいただけるのはもちろん、期間限定で、ロスマのエスプレッソを使用したスペシャルドリンクもご用意しています!!!
その名も、
★ロスマゲイシャ エスプレッソレモネード★
★ロスマゲイシャ エスプレッソトニック★
です!!
気になるスペシャルドリンクについては、次回のブログで詳しくお伝えする予定です!
さらに次回記事では、ロスマゲイシャとTHE ROASTERYのフードを組み合わせたフードペアリングについても発信しますので、お楽しみに〜!