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NOZY COFFEE 本気の遊びシリーズ「いつもとは違う焙煎方法で豆を焼いてみた!」その②

こんにちは!NOZY COFFEE 菊池です。

佐藤さんが出張中のためバイヤーのはずがブロガーになっている菊池です。

只今、もぐもぐタイム中です。
頭を使うので甘いもの食べなきゃ…。

もぐもぐ…。

 

今回は本気の遊びシリーズ「いつもとは違う焙煎方法で豆を焼いてみた!」その②です。

前回に続き、私、菊池がNOZY COFFEEのサブスクサービス内で行っている、
9月の本気の遊びシリーズについてお伝えしたいと思います。

いつもと違う焙煎を楽しんでもらうのですが…、
そもそも「いつもの焙煎」を知らないことには話になりません。

まぁ比べて飲んだら違いが分かるんですけど…。
折角の機会なので詳しく解説していきます。

焙煎の話に入る前にしなければいけないお話が。

まずは美味しい1杯のコーヒーは生豆の品質に由来するということです。
焙煎で如何様にでも出来たらそれこそバイヤーの私の仕事変わっちゃいます。

ロースター(焙煎する人)は生豆の品質を理解し引き出す能力が求められます。
その上で焙煎方法の違いによって引き出される味わいが変わって来るのです。

では、改めまして「いつもの焙煎」 = 「NOZYロースト」とは一言で表現すると、

「素材を活かした飲み心地の良いコーヒー」です。

そして飲み心地の良さを感じるポイントは大きく3つに分けられます。

1、味わいが綺麗であること

味わいが綺麗 = 雑味がない
雑味がないことで風味はよりくっきりと見え、不快な味が残らないすっきりとした後味が生まれます。

2、甘いこと

コーヒーの持つ酸味は甘さが合わさることで初めて美味しさへと変化します。

3、滑らかな舌触りであること

実はこの滑らかさが陰ながら下支えとなって魅力的なコーヒーになっています。

これらを表現する為に焙煎中はコーヒー豆の香りを頻繁に嗅ぎ、
その変化から火力を調整していきます。

そして中煎り〜中深煎り程まで焙煎を進行させます。
(焙煎度合いも味の決定要因ですが、それ以前の焙煎工程が上手くいっていないと
何の美味しさも生まれません。)

※焙煎度合いについては下記のような感覚と認識をもっています。

浅煎り: 酸味と風味が強く出るが、舌触りの滑らかさと甘さは発展途上。
中煎り : 酸味が抑えられ風味のキャラクターが変化し、甘さ、滑らかさが向上する。
中深煎り : 酸味はさらに抑えられ、風味もやや減少するが甘さと滑らかさがもう一延びしたところ。
深煎り : 酸味、風味とも損なわれロースト由来の味わいになりボディも失われていく。
 

焙煎をどこまで進行させるかは素材の持ち味によって決定します。

例えばフレーバーが派手なコーヒーであれば中煎りの中でも浅めに仕上げ、
反対にフレーバーよりも甘さや舌触りに魅力があるコーヒーはやや深めにします。

焙煎度合いでは「中煎り」と括られますが実際はその中で微調整をしています。

(焙煎度合いの名称はコーヒー屋さんによって異なります。
浅煎りでも深煎りでもないとの認識を持っていただけると幸いです。)

美味しいコーヒーはフルーツのキャラクターに例えられ酸味にフォーカスされますが、
NOZY COFFEEでは酸味一辺倒にならない美味しさを求めています。

そう! 飲み心地の良いコーヒーです。

 
創業当時はよくNOZYの焙煎 = 浅煎りと言われたものでした。

当時(といっても10年ほどですが…。)コーヒー屋さんはもっと深い焙煎がほとんどで、
シングルオリジンコーヒーを扱うお店も殆どありませんでした。

そんな中、コーヒーの持つフルーツのようなキャラクターを表現していたので
浅煎りのイメージがついたのでしょう。

それから若い方が起業し、シングルオリジンコーヒーを扱い、
浅煎りでフルーツのキャラクターと酸味を売りにするコーヒー屋さんが沢山出来ました。

NOZYの焙煎 = 浅煎りと言われたものの、最近はその誤解が払拭され、
それどころか「NOZY深くなった??」と言われることもあります。

しかし、「素材を活かした飲み心地の良いコーヒー」こそが、

創業当時から変わらないNOZYローストです。

次回のブログでは実際にどんな焙煎方法を施していくのかお伝えでしたいと思います。

佐藤さん出張から帰ってこないかなー…。

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