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「4月のコーヒークルーズ」
こんにちは!吉田です。
今回はコーヒークルーズ開催のお知らせです。
コーヒークルーズのブログ。高校生の時に、クルーズブログという媒体で個人のブログを書いていたことを思い出しました。今もあるのでしょうか?
自分の当時のブログを読み返すのは恥ずかしいので、もう消えていると嬉しいのですが…
このブログの前にも自分がブログを書いていたことをすっかり忘れていました。
そんな前置きはさておき…
4月27日(日)はコーヒークルーズを開催します!
◇日時 4月27日(日)10時-14時頃
10-14時のご都合の良い時間にお越しください
◇場所 THE ROASTERY
ていうか、コーヒークルーズって何…??
「具体的にはどんなことをするの?」
「どんな飲み比べができるの??」
そんな声が聞こえてきそうです。
コーヒークルーズは、NOZY COFFEEの創業メンバー能城さん、佐藤さん、菊池さんがお客様と一緒にコーヒーを楽しむ会です。
当日は今NOZY COFFEEがおすすめする3種類のシングルオリジンコーヒーをご用意いたします!そのコーヒーにまつわる話を聞きながら飲み比べができたり、創業メンバーとゆっくり話しながら美味しいコーヒーを楽しみましょう。
ワークショップやセミナーではなく、20〜30分程度お話ししながらコーヒーを一緒に楽しみましょうというゆる〜い会です。
と、これまでのブログでご紹介してきましたが、イメージを掴みづらかった方もいるかと思います。
そこで!!
内容をわかりやすくご紹介すべく、実際に私が3月のコーヒークルーズに参加してきました!
出てくるコーヒーや内容は毎回違いますが、私の参加した3月の内容を知っていただき、みなさんにイメージを膨らませていただければと思います!
コーヒークルーズではNOZY COFFEEが今おすすめする3種類のコーヒーを飲み比べることができます。
しかし、ただ飲めるだけではないのです!
この日、まず提供されたのは「ブラジル モンチ アレグレ農園」
以前このブログでも紹介したように、いわゆるブラジルらしいコーヒーで、くるみのような香ばしさとチョコレートのような甘さを持ちます。
ミナスジェライス州のアルフェナスという場所に農園があります。
生産者のジョゼフランシスコさんと。
菊池「これから提供していく3種類は、モンチアレグレとも比較してみてください。」
2番目に出てきたコーヒーは「コスタリカ ラ リア ピエ サン農園」
ラ リアはこのブログでの頻出オリジンです。
1,900メートルという高い標高で育まれたピエ サンのコーヒーは、リンゴの蜜のような爽やかな酸味を持ちます。
昼夜の寒暖差が大きいことで実が引き締まったり、常に気温が高い場所よりもゆっくりと生育することで、その分栄養が実に多く行き渡ることで甘さや酸味の質が良くなると言われています。
とろみがあり、奥行きのある質感も特長として感じられました。
そして、「ブラジル デニザール農園」
デニザール農園はブラジルの東側にあるエスピリットサント州に位置します。
ブラジルの他の場所とは環境が異なり、雨が多い地域です。
ブラジルのコーヒーは97%以上がナチュラルプロセスを占めますが、この地域ではナチュラルプロセスの果肉が付いたまま乾燥させる工程で雨によりダメージを受け、出来上がったコーヒーから薬品臭がしてしまうという弊害がありました。
そこで、ナチュラルプロセスより乾燥が早いパルプドナチュラルやパルプドデスムラーシド(ミューシレージを除去する)プロセスが開発され、良質なコーヒーを生み出すことに成功しました。このコーヒーはパルプドデスムラーシドで仕上げられました。
グァバやメロンのような甘さとなめらかな舌触りに、グレープフルーツを思わせる酸味の印象を併せ持っています。
この写真では晴れていますね。
デニザールは標高1,000メートルで作られたコーヒーです。
先ほどのコスタリカ ラ リア ピエ サン農園は1,900メートルでした。比較するとずいぶん低いですね。
ブラジルは緯度が高いので、気温が低いです。ブラジルの1,900メートル地点でコーヒーを育てようと思っても寒すぎてコーヒーが育たないのです。
(これは、NOZY式フレンチプレスの抽出方法(最後に上の層をスプーンで優しく壊す)を実践しながら、なぜかシャチはイルカを食べるという話に飛躍しているところです…… )
最後に出てきたのは、「シーチオ ディアマンチーナ農園」
こちらもブラジルのコーヒーです。場所はブラジル北部のバイーア州ピアタンという場所にあります。
ここまで3つのエリアが出てきました。こんがらがらないように、地図を貼りますね。
実は州としては隣接していますが、とてつもなく広大なブラジルなので、隣の州といっても気候や土壌は違ったものになります。
私の出身の新潟県も面積が広い県です。上中越の山沿いの地域(みなさんも知っていそうなエリアだとスキー場の多い湯沢や妙高のエリア)では冬になると雪がもりもり降りますが、海が近い新潟市では雪はあまり積もりません。
新潟県内の雪の降り方でもこんなに違うので、段違いで規模の大きいブラジルでは当然のように州が違えば気候が違うと予想します。
ピアタンはエスピリットサントとは違い、乾燥した気候です。
どのくらいかと言うと、コーヒーと同じ場所にサボテンが植っているくらいです。
かつてはロジスティクスの関係で、バイーアのコーヒーは日本に輸入されることはほとんどなく、アメリカに輸出されていました。
シーチオ ディアマンチーナ農園のコーヒーは、青リンゴのような明るい酸味と、ダージリンティーのような華やかな香りが特徴で、口当たりもとてもなめらかです。
コーヒーが自分の元に届くまでの背景を知ることができるのは、シングルオリジンコーヒーならではだと思います。
どんな土地や環境で、どんな生産者が何を思って、どんな取り組みでコーヒーを生産してきたのか。
そのコーヒーの背景を知ってから飲み比べをすると、ただ味の違いがわかるだけでなく、味の違いが生まれる理由や「なぜ美味しいのか」を知ることができます。
コーヒークルーズは、コーヒーの持つストーリーを聞きながら味わえる、NOZY COFFEEらしさを楽しめる機会です!
昔からのNOZY COFFEEファンのお客様はもちろん、コーヒーの持つストーリーに興味がある方のご参加をお待ちしています!!
日時は4月27日(日)10-14時で、お客様のお好きなタイミングにお越しください!!
お待ちしています〜!!